アート実験室『あじさいをかく』 6月4日(土)..於 草画房
2022年06月07日
下田を遊ぶ・学ぶ 体験講座
アート実験室『あじさいをかく』
が行われました。
下田公園のアジサイは300万輪。
日の当たる丘の斜面や、むかしお城の空堀だった窪みを埋める、淡い
ピンクや紫、黄色のアジサイが揺らいでいます。梅雨時の鬱とした
気持ちがなごみ、涼感が街全体を包み込むようです。

そこから石段を辿って下りていくとペリーロード。1854年ペリー提督が
大勢の水兵を率い、条約締結のお寺了仙寺に向かった通りです。
きょうアート実験室の行われる草画房(そうがぼう)は、その通りの中央。
横を流れる平滑川に、伊豆石で固めた護岸からそのまま立ち上がって
いる大正浪漫の館。講師の書家竹澤尚生(ひさお)さんのギャラリー&
カフェです。

幾何学風に硝子をはめ込んだ引き戸をガラガラ開け、間口の広い
板張りの玄関に。ガラス器の水をたっぷり吸って、アジサイが楽しげに
参加者を迎えいれます。

与えられる水と日光とで七変化するアジサイ。最近は品種改良された
珍しい種類も多いです。今日のモデルをどれにするか、絵の具の混ぜ方を
思い浮かべて、悩むところです。

赤・青・黄色の三原色の混ぜ方だけで、微妙な色の変化を表現していきます。
またグレーのクレパスで素描したあと、一枚一枚の花の上にたっぷりと
水を筆でおくのが、今日のポイント。この水が仕事をしてくれるのだそうです。

描き方と塗り方のポイントをまず教わります。花は実物よりゆったりと大きく。
花びらを描いていって、全体の形が合わなくなっても、あまり気にしない、
などと。

角板の擦りガラスのなかの透明な楕円。道を歩く観光客や車の流れが
さっと現れては消え、色々な変化が面白い。飽きずに佇んでいられます。

輪郭を描くには物の持っている固さや質感、手触りなども考えて、様々な線を使い
分けます。花びらの数が合わなくなったら、気にせずに描きたしていって...

さて輪郭が描けたら、花や茎と、水をたっぷり乗せていき、馴染むまでそのままに。
その間に花や茎、葉脈などの色を三本の絵の具をまぜて作ります。

色を形に落としていくと、沁み込んでいる水のために、滲んだり流れたり、
コントロールしきれず、予期せぬ効果が現れます。

集中している様子。全体のバランスをみて個々の色の調節をしているのか。
花や葉もよく観察されています。

花全体をいっぺんに色掛けしても、含ませてある水の影響で、濃淡が現れて
毬のような花の房が、なんとなく感じられます。茶色っぽく隈の入った
珍しい葉っぱでしたが、うまく塗り分けられました。
ただの写生とは一風違う「あじさいをかく」、これからもアート実験室で
色々な楽しい思いつきの取り組みがされたらいいな、と思いました。
事業者プロフィール ☛ 『草画房(そうがぼう)』
アート実験室『あじさいをかく』
が行われました。
下田公園のアジサイは300万輪。
日の当たる丘の斜面や、むかしお城の空堀だった窪みを埋める、淡い
ピンクや紫、黄色のアジサイが揺らいでいます。梅雨時の鬱とした
気持ちがなごみ、涼感が街全体を包み込むようです。

そこから石段を辿って下りていくとペリーロード。1854年ペリー提督が
大勢の水兵を率い、条約締結のお寺了仙寺に向かった通りです。
きょうアート実験室の行われる草画房(そうがぼう)は、その通りの中央。
横を流れる平滑川に、伊豆石で固めた護岸からそのまま立ち上がって
いる大正浪漫の館。講師の書家竹澤尚生(ひさお)さんのギャラリー&
カフェです。

幾何学風に硝子をはめ込んだ引き戸をガラガラ開け、間口の広い
板張りの玄関に。ガラス器の水をたっぷり吸って、アジサイが楽しげに
参加者を迎えいれます。

与えられる水と日光とで七変化するアジサイ。最近は品種改良された
珍しい種類も多いです。今日のモデルをどれにするか、絵の具の混ぜ方を
思い浮かべて、悩むところです。

赤・青・黄色の三原色の混ぜ方だけで、微妙な色の変化を表現していきます。
またグレーのクレパスで素描したあと、一枚一枚の花の上にたっぷりと
水を筆でおくのが、今日のポイント。この水が仕事をしてくれるのだそうです。

描き方と塗り方のポイントをまず教わります。花は実物よりゆったりと大きく。
花びらを描いていって、全体の形が合わなくなっても、あまり気にしない、
などと。

角板の擦りガラスのなかの透明な楕円。道を歩く観光客や車の流れが
さっと現れては消え、色々な変化が面白い。飽きずに佇んでいられます。

輪郭を描くには物の持っている固さや質感、手触りなども考えて、様々な線を使い
分けます。花びらの数が合わなくなったら、気にせずに描きたしていって...

さて輪郭が描けたら、花や茎と、水をたっぷり乗せていき、馴染むまでそのままに。
その間に花や茎、葉脈などの色を三本の絵の具をまぜて作ります。

色を形に落としていくと、沁み込んでいる水のために、滲んだり流れたり、
コントロールしきれず、予期せぬ効果が現れます。

集中している様子。全体のバランスをみて個々の色の調節をしているのか。
花や葉もよく観察されています。

花全体をいっぺんに色掛けしても、含ませてある水の影響で、濃淡が現れて
毬のような花の房が、なんとなく感じられます。茶色っぽく隈の入った
珍しい葉っぱでしたが、うまく塗り分けられました。
ただの写生とは一風違う「あじさいをかく」、これからもアート実験室で
色々な楽しい思いつきの取り組みがされたらいいな、と思いました。
事業者プロフィール ☛ 『草画房(そうがぼう)』
Posted by しーもん:下田遊び案内人 at 16:03│Comments(0)
│しーもん下田の案内人日記
私たちが「下田」について、
知りたいこと+αにお答えします。

田中さん

青木さん
カテゴリ
最近の記事
『親子でヘルシーキャラ弁づくり(カマや)』開催! (4/26)
過去記事
最近のコメント
Jorgeenuts / 令和6年6月1日、第53回、下田・・・
Inakamono920 / 3/29(火)「下田おもてなし・・・
りょうこ / おうちで旅気分を⑤ 「須崎・・・・
しーもん:下田遊び案内人 / 下田の夏…到来 ‼ (外浦7月1・・・
ユウキ / 下田の夏…到来 ‼ (外浦7月1・・・
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
お気に入り
ブログ内検索
QRコード

読者登録
プロフィール

しーもん:下田遊び案内人